オープニング

暗闇の中、巨大な竜がいる。
 

めざめよ リュウ
りゅうのせんしよ・・・
ふたたび このよに
わざわいなすものが あらわれた
りゅうの ちからを とりもどせ
リュウよ・・・
せかいを・・・
まもるために・・・
 

徐々に炎が赤く辺りを包み、竜の姿が消える。
するとリュウを呼ぶ声が。


おきるんじゃ! リュウ!
しにたいのか!?
 

目を醒ますと建物が火に包まれている。
ベットの傍におばば。

 

おばば
はよう おきろ!
むらじゅうが おおかじじゃ!
いえも はたけも ぜんぶ もえとる!
とりあえず したに ひなんするぞ!
 

おばば、部屋を出る。
後をついていくと廊下で待っている。
追いつこうとすると炎に遮られる。

 

おばば
いかん! リュウ! いまけしてやるぞ!
ええーいっ
 

おばば、魔法で炎を消す。
 

おばば
ふう むかしは もっとつよい
まほうが つかえたんじゃが・・・
いまは こんな ひを けすのが
せいいっぱいじゃわい
 

おばば、階段を降りる。


下の階へ降りると長老や村人がいる。

おばば
このたてものは じょうぶじゃし
わしの まほうもあるで
まだ しばらくは だいじょうぶじゃ!

ちょうろう
・・・わからん!?
いったい なにが おこったんじゃ?
むらのものは みんな ここに ひなんさせた
リュウの ねえさんも
もうすぐ くるころじゃ・・・

このたてものは
おばばさまの まほうで まもられているの?
でも いつまで もつかしら・・・

ひが ものすごい いきおいで せまってくる
ただの かじにしては へんだ・・・

はやく にげよう! はやく!!
おばばさまの まほうがあれば
ほのおのなかを くぐりぬけることが できるはずだ
はやく にげよう・・・
え? リュウの ねえさんが いない・・・?
そうか・・・ すまん・・・

めが さめたら いちめん ひのうみだった・・・
いったい なぜ こんなことに・・・
 

リュウの おねえさん・・・?
セイラなら だいじょうぶよ
あれだけの まほうの つかいてが
こんな ひに やられることは ないわよ

↑これを聞くと外から声が。
 

ちょうろう!!
たいへんです!!
 

外から男が駆け込んでくる。
その後からセイラもやってくる。
セイラ、リュウの傍へ。

 

むらびと
ちょうろう!
むらのそとに くろいりゅうのはたが みえます!
すっかり むらを かこんでいます!
だっしゅつ できません!
 

長老、進み出て・・・
 

ちょうろう
くろいりゅう!?
こくりゅうぞくか!
やつらが むらを やきうちしたのか!
しんじられん!
おなじ いちぞくを おそうとは!!

むらびと
こくりゅうおうゾーゴンが・・・
せかいせいふくを たくらんでいるという
うわさは
どうやら ほんとうだったようですね・・・
てはじめに われわれ
はくりゅうぞくを けそうと・・・

ちょうろう
なんてことじゃ!
ゾーゴンめ! おろかなまねをっっ!

むらびと
どうして わたしたちが ねらわれるのですか?
なにか りゆうが あるのですか!?
 

離れた場所に居たおばばが近づき、
 

おばば
ふん! ゾーゴンのやつは わしらを
おそれておるんじゃ!
わしらは りゅうのちからの ことなど
とっくに わすれてしまったと いうのに・・・
 

長老、迷うように歩きうろうろ。
 

ちょうろう
しかし こうなったら
どうして おそわれたのかは もんだいでは ない
どうやって このばを きりぬけるか・・・?
わしらに にげみちは ない・・・
と すれば みちは ひとつ・・・
そうじゃろう みんな?

おばば
さあ いこうかねぇ・・・
この おいぼれの さいごのまほうを
ふりしぼるときが きたようじゃ・・・

むらびとたち
・・・
 

セイラ以外、全員が建物の出口へ向く。
 

セイラ
まってください!
 

村人達の前へ。見回して・・・
 

セイラ
わたしたちの ちからでは
じゅうそうびの ぐんたいあいてに
きずひとつ つけることは できません!
いぬじにしようと いうのですか!?
 

村人の一人が進み出て・・・
 

むらびと
たとえ いぬじにでも
むしケラのように やけしぬよりは いい
われら はくりゅうぞくの いじを
みせてやろうじゃないか・・・
 

皆を見回し・・・
 

むらびと
さあ ゆこう! セイラ!

セイラ
・・・
わかりました・・・ でも
ゆくのは わたし ひとりです!
 

セイラ、魔法で村人の一人を石化
 

ちょうろう
な なにをしたんじゃ!?

セイラ
すこしのあいだ いしになっていてもらいます・・・
いしに なっている あいだは
ほのおを うけつけません・・・
いきのびて そして おもいだしてください
わたしたち はくりゅうぞくの しめいを・・・

ちょうろう
むちゃな!? いくら いしになっても
やつらに みつけられたら おなじ・・・うっ?
 

セイラ、魔法発動。ホワイトアウト。
全員が石化。

 

ちょうろう
う ううっ
な なぜ こんなことを・・・

セイラ
ぎせいになるのは ひとりで じゅうぶん
こくりゅうぞくは わたしが・・・
 

セイラ、石化したリュウの傍へ
 

セイラ
・・・リュウ
つよく なりなさい・・・
あなたが りっぱになって
ふたたび このよに へいわをもたらしてくれると
しんじていますよ・・・
 

セイラ外へ向かう。
直前に振り返って・・・

 

セイラ
ちょうろう・・・みなさん・・・
さようなら
はくりゅうぞくに・・・
りゅうのかみの ごかごが ありますように
 

建物の外へ


燃えている村の中

セイラ
・・・あとは なんとしても
こくりゅうぞくの ちゅういを ひきつけなければ
 

そこに声が
 

こくりゅうぞくへいし
おっ?
だれかいるぞ!

セイラ
・・・
 

兵士が2人やってくる。
 

こくりゅうぞくへいし
こいつは りゅうのみこだ
たいちょうのところに つれていこう!
 

更に2人兵士がやってきて、セイラを取り囲む。
 

こくりゅうぞくへいし
いきのこりの そうさくは あとまわしだ
まずは こいつを・・・
 

村の外へ移動。
 

こくりゅうぞくへいし
たいちょう!
りゅうのみこを とらえてまいりました
 

ジュダス、セイラに近づく。
 

セイラ
・・・
みんな・・・ やけました
いえも なかまも なにもかも!
さぞや まんぞくでしょうね・・・
こうやって よわいものを いたぶるのは
さいていの ことだわ!

ジュダス
ほお・・・ かわいい かおをして
いせいが いいな・・・
 

セイラに背を向け・・・
 

ジュダス
はくりゅうの ちを ひくものは
ひとりも のこすなとの めいれいだ・・・
しまつしろ・・・
 

セイラから離れる。
同時に兵士が彼女を取り囲み・・・

 

こくりゅうぞくへいし
・・・わるくおもうなよ
これも にんむだからな
 

セイラ、雷の魔法を使用。
辺りに落ちる雷。

 

こくりゅうぞくへいし
うわーーーーーーっ
 

兵士、全員散り散りに逃げる。
 

セイラ
むらを やきうちするなんて ひどいことを!
ゆるせないっ!
 

ジュダスへ雷の魔法を使用。
ジュダス、かわす。

 

ジュダス

ふっ たいしたうでまえだ・・・

セイラ
きたれ いかづち!
 

再び雷が落ちる。
やはりジュダス、かわす。

 

ジュダス
きさまらには なんの うらみもないが・・・
ゾーゴンさまの じゃまを されては
こまるのでな・・・

セイラ
そんなやぼうなんて
だれかが きっと うちくだいてくれるわ!
 

更に魔法を使用。
しかしやはりジュダス、かわす。

 

ジュダス
それは どうかな?
われらには めがみのかぎが ある・・・

セイラ
めがみのかぎですって!?
 

ジュダス、セイラに近づく。
 

ジュダス
それにしても それだけの うでまえ
ただで ころすには おしいな・・・

セイラ
ちかよらないで!
 

再び魔法。
ジュダス、離れてかわす。

 

セイラ
めがみを どうするつもりなの!?
 

再度魔法使用。
ジュダス、かわす。

 

ジュダス
・・・ そろそろ あそびは おわりだ
 

ジュダス、爆裂の魔法を使用。
セイラ、かわす。
ジュダス、追う。

 

セイラ
えーい!
 

セイラ、炎の魔法を使用。
ジュダスに直撃する。

 

セイラ
・・・?
 

炎の中からジュダス、平然と現れる。
 

ジュダス
どうした・・・
もう おわりか?
 

セイラに近づき・・・
 

ジュダス
は! はっ はっ はっ
 

決着を見る事無く、先ほど以上に燃え盛る村へ視点が移動。

 

 

 


 

 

 

 はるかむかし・・・
りゅうのいちぞくが せかいを おさめていたころ
ひとりの めがみが あらわれた
 ひとの あらゆるよくぼうに こたえる めがみ
ミリアに ひとびとは こころまどわされ・・・
 かのじょを めぐる はげしい あらそいが
せかいを つつんだ・・・

 

 じゃあくなる めがみは あらそいを このみ・・・
 ほこりたかき りゅうのいちぞくさえ
ふたつに わかれ めがみを うばいあった・・・
 はくりゅうぞくと こくりゅうぞくは たがいに
きょだいな りゅうの すがたで たたかった
 たったひとりの めがみのために
せかいは ほろびるのではないかと おもわれた

 

黒竜族の兵士、村の中を捜索。

 

 しかし あるとき
ゆうかんな りゅうのせんしが たちあがった・・・
 かれは 7にんの なかまとともに
めがみ ミリアに いどみ
ついには これを 6つのかぎで ふういんした・・・
 めがみのかぎとよばれる これらのかぎは
いまも このせかいのどこかに かくされているという

 

ジュダスがやってくると兵士、集まる。
ジュダス、兵を引き上げさせる。
去り際に村人がいる建物を一瞥するが、そのまま立ち去る。

ブラックアウト。

 

 めがみに まどわされ
せかいを ほろぼしかけた はくりゅうぞくは
じぶんたちの ちからが つよすぎることを さとり
りゅうのちからを みずから ふういんした・・・
 ひげきを くりかえさぬように・・・

 

 

 


たびだち

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