ドラゴンが見つかる。鉱石を採掘する、坑道の奥で。
小犬ほどの大きさの、生きたドラゴン。とっくに滅んだはずの生き物。
大昔に世界を荒らしまわった種族の末裔。
発見されたドラゴンが、なぜ生き残っていたのかは、分からない。
小さなドラゴンは、竜族の少年になる。
絶滅してるはずの種族のことなど、知る者などいない。当然、身寄りもない。
少年ははぐれ者として生活を始める。同じように社会からはみ出して、
盗賊まがいの事をしている二人の少年、レイとティーポと共に。
少年たちのときは、唐突に終わる。村の実力者に手を出した彼らを待っていたのは、
遊びでは済ます事の出来ない、制裁だった。
少年たちは散り散りになった。竜族の少年は、二人を探す旅に出る。
暗い、坑道の奥のほかには、彼の拠り所はその二人しかないのだから。
だが、旅の中で、彼は悟る事になる。
失ってしまった少年のときは取り戻すことができないのだと。
レイやティーポと以前のように、盗賊のまねごとをして、気ままに暮らすことなど、
できそうにないことを。
そして、彼は気づく。
旅の途中、いくども彼を救うように目覚める、自分の中の大きな力に。
伝説の中で、世界を滅ぼそうとしたと言われるドラゴンの力。
それが何であるのか、知らなければならないと、気づく。
竜族の事を知るというガーランドと出会い、彼は新たな旅に就く。
ドラゴンの事を、そして自分の事を知るための旅に。
竜の力。
滅びたはずの、この強大な力は、彼に何をさせようというのか。伝説は多くを語らない。
(BREATH of FIREIIIORIGINAL SOUND TRACKより抜粋)